夕刊フジが壮絶な釣り記事を掲載
2010年2月5日 カテゴリー スポーツ, トップニュース, ニュース.
産経新聞社が発行する夕刊フジが、公式サイトZAKZAKで通常はありえないようなひどい釣り記事を掲載している。
ひどい釣りの記事というのは2010年2月4日に掲載された「朝青龍が引退!!! 最後に男気みせた…貴乃花ニヤッ」という記事だ。タイトル通り、世間を驚かせた朝青龍引退について書かれた記事である。記事内容は2月4日の相撲協会と朝青龍の動きを伝えており、どのように引退ということが報道陣に知らされたかが書かれている。
内容的にはまったく問題がないのだが、問題なのはタイトルの「…貴乃花ニヤッ」の部分である。タイトルを見た限りでは、朝青龍が引退し最後に男気をみせたその姿に貴乃花がニヤリとしたのか、朝青龍が引退したことに貴乃花がニヤリとしたか、と普通は受け取るだろう。
しかし、それに関しての記述が文章中にまったくないのである。
これは明らかに釣り行為である。釣りとは、ネット上で大げさな話やネタで読者を煽りそれらの人々が過剰に反応する様を楽しんだり、アクセスを稼いだり話題にするために行う行為だ。夕刊フジは今新理事に当選して話題になっている貴乃花をタイトルに入れることで朝青龍+貴乃花というダブルでアクセスを稼いごうとしたとみていいだろう。
だが、ある意味これは反則であるといえる。今回の夕刊フジの方法が許されるとなると、妄想や願望など本当ではないことでもタイトルに入れてもいいということになる。例えばこのの記事なら「鳩山首相もカチンときた!夕刊フジが釣り記事を掲載」や「夕刊フジが釣り記事を掲載…産経新聞社社長ニヤッ」というタイトルにしてもなんら問題がないことになってしまう。
コラムや作文なら許されるかもしれないが、ニュースとしては明らかにおかしい。
夕刊フジは記事を配信する新聞ではなく、クオリティが作文なみだと自ら主張しているのだろうか。それとも嘘も掲載する新聞社だと暗に示しているのか。何にせよ、このような読者を愚弄する行為は報道機関として行うべきではない。
(龍前寺)
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